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山下さんのこと(後) [酒]

この下宿の住人たちには、部屋に鍵をかけるという習慣がありませんでした。帰省などで長期間留守にする時だけは鍵を閉めますが、普段仲良くしている者同士は、形だけのノックをしてズカズカと他人の部屋に上がりこむというのが当たり前でした。私の部屋にもそうやって、一日に何人もの住人が入れ代わり立ち代わりやってきました。

でも、山下さんはいつもやってくるわけではありませんでした。たまたまどちらも部屋にいて、何もすることがない時に「ちょっと寂しいので酒でも飲もうかな」と思っていると、ふらっとわたしの部屋へやってくるのが普通でした。こういう距離感は、気ままなわたしにとって、とても好都合で快適なものだったのです。

 

夏休みのある日、福岡で就職して暮らしている高校時代の友人を訪ねに、JRの青春18切符を買って京都から九州までのんびり一人旅をしようと考えていました。その話を山下さんにすると、岡山まで一緒に行こうと言ってきました。山下さんはその頃、本格的に美術の勉強を始めようと大学院の進学を考えていたのです。岡山へは願書を提出しに行くということでした。わたしは快く受け入れました。

岡山での用事に付き合った後、せっかくだから近くの島にでも渡って、うまい魚でも食いながら一杯飲ろうかという話になりました。わたしも時間はいくらでもあったので、その提案にのりました。でもその時、なにか他人と一緒に行動し続けることのわずらわしさのようなものが、わたしの中に少しずつ芽生えてきていたのです。

山下さんは、自分の考えを押し付けるようなことはしない人でした。降って沸いたような島への旅の計画もすべてわたしに任せ、そこに意見を挟むようなことはしませんでした。ところがその山下さんの大人の振る舞いが逆に、わたしをイライラさせ始めたのです。

山下さんは意外に几帳面な人で、列車の時間や船の出航の時間などに常に気を配っていました。行く先々で急に立ち止まったり寄り道したりするわたしを見ては、「さあ、もう行きましょう!」と声を掛けてきました。わたしはそれに黙って従うのですが、心の中では「自分の時間は自分で決めたい」という思いが段々強くなるのを抑えられなくなっていました。

目的の島へ船で渡り、安い民宿の部屋に荷物を置いてから、すぐ海へ泳ぎに行くことにしました。夏休みとはいえ、平日の海は人もまばらで、のんびり海水浴を楽しむにはうってつけでした。わたしは海水浴を楽しもうと思っていたのですが、もうその時にはすっかり無口になってしまっていました。山下さんはそんなわたしを知ってか知らずか、時折り思いついたように話しかけてくるのですが、わたしは適当にうなずくだけでした。

 

浜から300メートルほど沖合いに、筏(いかだ)が一つ浮かんでいました。特に何かを思って始めたのではないのですが、わたしはその筏を目指して猛然と泳ぎ始めました。筏の上に座り、息を整えていると、山下さんが物凄いスピードでこちらへ泳いでくるのが見えました。筏にのぼった山下さんは何も話さずに、わたしの隣に座って大きく息をついていました。

 

慌てたように、必死でこっちへ泳いでくる山下さん。

その姿を今でも忘れることができません。

 

 その夜は何もなかったかのように二人でうまい魚を食い、酒を飲みました。次の日再び船に乗り、列車の駅がある町へ向かいました。そこで山下さんと別れることになっていました。山下さんは京都へ戻り、わたしは九州へ向かうのです。駅のプラットホームで、別れる直前まで山下さんは険しい顔で時刻表とにらめっこをしていました。

「時間はちゃんと決めた方がいいですよ」

山下さんはそう言って、わたしに九州へ向かう列車の時間と次の降車駅を教えてくれたのです。そして、その駅でわたしは山下さんと別れました。

 

一人になった列車の中で、しばらく山下さんのことを考えていました。

 

その後、山下さんもわたしも進学の夢を断念し、それぞれ就職するのですが、それまでにもたまに二人で映画を観たり酒を飲んだりしていました。ただ、就職後はわたしの方に気持ちの余裕がなく、留守中に山下さんから幾度か電話があったにも関わらず、返事をすることなく現在に至ってしまいました。

 

バーボンを一人で飲んでいると、あの下宿と山下さんのことを思い出します。

普段はロックで飲むのですが、たまにショットグラスを取り出し、「あの時はよく飲んだなあ」などと思い出しながらストレートのウイスキーを、ちょっと顔をしかめながら、ちびりちびり飲んでいます。

(終)/ 前話

ラー、ちょっとセンチになってしまったよ...

 


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Buji

ちょっとした言行や仕草をきっかけにして、その人の見え方が突然変わってしまう事がたまにあります。それは普通に起こりうる事なのだと今は納得していますが、若い頃はそういう事で少なからずショックを受けていた気がします。

どんなに時間が経っても疎遠になっても、人に”ずっと憶えていてもらえる”というのは、とても幸福な事ではないのかな・・・と思います。
by Buji (2006-09-21 00:48) 

ゴーパ1号

うまく言葉は選べないけれど、わかるなぁ。
なんて言うのかなあ、胸の奥がちょびっと痛い思いっていうか…。
若い時ってこうゆう事の繰り返しって感じだったなぁ。
ブログに載せるにあたって、色々思い出した事も多かったのではないですか?
by ゴーパ1号 (2006-09-21 02:10) 

たいへー

気が合っていたからこそ、小さな事ですれ違うのかも。
だから、これ以上踏み込んではいけなくなるのでしょうかね?
山下さんは鯉三さんの事を、忘れていないでしょう。
同じような気持ちで、ウイスキー飲んでいるかもね。
by たいへー (2006-09-21 07:21) 

鰯母

ちょっとしたことでバランスが崩れてしまって、急にうまく距離感を
つかめなくなることってありますよね。
お互い若かったということもあるんでしょうけれど…ちょっぴり切ない
お話でした。でも鯉三さんと同じように山下さんも忘れずにいるで
しょうし、思い出したりしていると思います。
一瞬だけですれ違ってしまった相手でも、心のどこかにずっとひっか
かっているって、大切な気がします。
ラーくん、すごーーーーくかわいい。
by 鰯母 (2006-09-21 10:57) 

 性格の違いと一言で片付けてしまえばそれまでだけど、
 全く同じ精神のひとは二人といませんよね。
 ちょっと腑に落ちない面が見えても
 お互い許しあえたらほんとに理想的。
 いつか「そんな事もあったね」と笑って話せたらいいですね。

 ラーちゃんのこの仕草、ウチのメニョンを見ているよう……
by (2006-09-21 11:30) 

maron02

あー解る解る^^;私もどちらかというと、時間通りに行動するより、
寄り道ばっかりしていつか着けばいいや~というタイプ^^;
友達と大勢で旅行する時など大変です^^;大勢だとどちらかに
分かれるのですが、2人きりだとそうもいかないですね、、、
私も同じようになんとなく疎遠になってしまった友人がいます、
久しぶりに会いたいな~なんて、思ってみてもきっと会ったら昔と同じ
なんだろうな~とか・・^^;こればっかりは性格とか、育った環境の
違いとか・・・この一線だけは越えて欲しくないという距離感が確かに
ありますね!
by maron02 (2006-09-21 15:45) 

hinagorogoro

以前勤めていた会社の同僚ですが
退職してからもずっと親しくしていたのに
旅行へ行ってから疎遠になっしまった人がいます。
今はどうしているのかなぁ。
by hinagorogoro (2006-09-21 17:49) 

前、中、後と詠ませていただきました。些細な事で行き違いになって、音信不通になってしまうことって私にもあります。
私もどちらかというと、しっかりと時間を決めずに、ぶらぶらと寄り道して人に合わせるのも苦手で・・・。
山下さんと、いつか連絡を取ることが出来て、二人でまたウイスキーを飲めたら良いですね。
by (2006-09-21 18:29) 

きみどり

ほろ苦い思い出が夏の海での出来事なんて
ますますセンチになってしまいますね。。
それにしても山下さんがそこまで気を許したのは
それほど多くなかったのではないでしょうか?
読ませていただいて、鯉三さんの人柄にもちょっと惚れました。
(そして最後の写真でラー君には更にベタ惚れです*^^*)
by きみどり (2006-09-21 19:28) 

kanyai

ちょっとしたこと、何気ない行動で疎遠になっちゃうことってありますよね。俺も大学時代の友人達とは一切連絡を取っていません。特に用事があるわけでもなく、彼らから呼びかけがあるでもなく。
思えば学生時代から人付き合いが悪かった、のかな~?
by kanyai (2006-09-21 21:53) 

banana

ああ、ラーさんカワイイ♪

文章の最初に部屋の行き来の話があって「?」と思ったのですが
その後の話を読んで、納得しました。
鯉三さん、持っていき方が上手いです!

長い時間を一緒に過ごすと、その人の知らなかった面が見えて驚くことがありますよね。
でも、二人はそこで疎遠にならずに、旅から戻ってもお酒を飲んだり、映画を観に行ったりしていたので、読んでいて嬉しかったです。
山下さん、今はどこでどうされているのでしょうね。
以心伝心で、鯉三さんのことを思い出されているかもしれませんね。

ちなみに、私がイメージした山下さんは
・芦屋雁之助さん演じる山下清さん
・山下泰裕さん
でした(^^;
by banana (2006-09-21 22:03) 

はせお

旅行に行くと、その人の素性が顕著に出ますね。
個性のきついもの同士が一緒に行けば尚更ですね。
きっちりした人が気ままな人に合わすのは至難の業です。
かと言って、私は鯉三氏よりもよりきつい気ままな輩なのですが。
by はせお (2006-09-21 22:15) 

鯉三

ふじのしんさん:
わたしも今は、人を見る時にひとつのことをもって、思い込んだり決めつけたりしないように心がけています。とはいっても、なかなかそう大人にはなれません(笑)。疎遠のきっかけを作ったのはわたしなので、やはり今でも引っかかります。

ゴーパ1号さん:
はい、今でも胸の奥がちょびっと痛くなることがあります。
いわゆる友情という言葉が苦手で、友だちとの関係を美化するのも嫌いなのですが、異性との恋愛ではなく、懐かしくほろ苦く振り返られる友だちというのは、やはりいいものなのかもしれませんね。

たいへーさん:
あたたかいお言葉をありがとうございます。
似た者同士であったかどうかはわからないのですが、小さい違いの方が許せなくなるというのは、近い間柄ではよくあることですね。

鰯母さん:
>一瞬だけですれ違ってしまった相手でも、心のどこかにずっとひっか
かっているって、大切な気がします。

ありがとうございます。
わたしもそう思います。一瞬の出会いでも記憶に残る人たちがたくさんいますね。ましてや、山下さんとは一瞬ではなかったのですから、いい出会いだったのだと思います。

琥珀さん:
「お互い許しあえたら」
そうですね、早くそんな人間になりたいです(苦笑)。
まだまだですが、そうなりたいと思います。

まろんさん:
そうなんですよ。今回の記事には旅行という意味もあるんです。他の方も書いていますが、旅行というのはその人がそのまま出てしまうんですよね、きっと。守りたい一線は、実は守るほどのものではない場合もあるのですが、なかなか壊せませんね。

hinaさん:
そうですか、hinaさんも旅行で人との距離感を感じられたことがあるのですね。でも、それも旅行のうちなんだと思います。いい旅というのは必ずしも「うまくいく旅」とは限りませんよね。

rikoさん:
些細な事での行き違い。本当に多いですよね。
後から思うと些細な事でも、その時はそれが許せなかったりするんでしょうか。もういい年になってしまいましたが、なかなか達観できません。そうですね、また山下さんと一杯できたらいいなと思います。

きみどりさん:
きみどりさんご指摘のとおり、山下さんは一見ちょっととっつきにくい感じなので、人付き合いもそれほど多くはなかったようです(もちろん今は知りませんが)。自分はずるい人間だと思います。ラーのようなピュアなものを見ていると、時々自分のことが恥ずかしくなります。

Kanyaiさん:
わたしも一見人付き合いよさそうで、かなり悪い方だと思います(笑)。大学時代の友達は、見事なまでにそれぞれ散らばってしまうので、音信がなくなるのもある意味仕方ないと思います。呼びかけがあるよりも、なんとなく偶然の再会の方がいいなと思ったりします。

bananaさん:
そうなんです、旅行で完全に切れたわけではなかったんです。でも、やはりあの旅行が大きかったと今でも思っています。山下さんのイメージ、笑ってしまいました。確かに画伯ですからね。でももう一つ共通点があるんです。山下さんは白いTシャツを着ていたと書いたのですが、実はTシャツではなく、白いランニングシャツ姿だったのです!

はせおさん:
お久しぶりです。覗いていただいてるんですね。ありがとうございます。わたしもかなり気ままですが、一緒に旅する場合は、わたしがリードするくらいがちょうどいいのかな、と最近は思っています。
by 鯉三 (2006-09-22 01:11) 

なかケン

旅行って、地雷が埋まっていますよね。私の場合は
中学時代からずっと続いていた友とのイギリス旅行。
スーツケースにレトルト食品や緑のたぬきを詰め込んできた
友の目には、現地の物を食べるわたくしは
『イギリスの食事はまずいということすら下調べしていない、
準備不足の人』にうつったようで、旅行後、縁が切れました。
皆さんも、旅行で地雷踏んでいるんですね。
私だけじゃなくて安心しました。(苦笑)

それと、二段落目の「山下さん」を「ミャオミャオ」に書き換えると、
今の鯉三の生活になるような気がするのは・・・気のせい?

いつか、山下さんと再会したときに、笑って話せるといいですね。
by なかケン (2006-09-22 16:51) 

harry

山下さんのお話を読んでいて、自分の似たような経験を思い出し、ちょっぴり切なくなりました・・・
私の場合も、一緒に旅をしていて、ぎくしゃくしてしまいました。
私はスイス、彼女はスペインに行きたくて、無理矢理ひっつけて両方に行ったのですが、これが間違いの元だったような・・・
自分が楽しみにしていた所に向かう途中「今まで見たのとそんなに変わらんからやめよ」とケチをつけられたことが、私のイライラの始まりでした(丘を登って眺望を楽しむ所だったんですが、坂道を登るがしんどかったみたいです・・・)
そこから少しずつぎくしゃくし始め、お互い”ここに行きたい” ”そこは嫌”とわがままになっていき、最後には私が爆発してしまいました・・・
自分の事がすごく嫌になったし、かなり哀しい思い出です。それまでは仲良しだったのに・・・
実は別の友人とも、別の旅行で少し気不味くなってしまいました。すごい些細なことで。まさに”他人といるとしんどい”状態になってしまいました。
それまで”旅行は絶対フリーで”と決めていましたが、パッケージツアーのほうが行き先・やる事が決まっていて、しょうもないことでぶつからんで済むなぁと感じました。実際、その後行ったパッケージツアーでは、揉め事はなく、楽しく帰ってきました(^ ^)/
      by Machayo's friend harry
by harry (2006-09-22 17:06) 

harry

さっきの続きです。
2件目のほうが、山下さんのお話と似てるかな。
こちらは、相手の方には全く非がなかったように思います。私の立てたプランに文句を言わずついてきてくれ、1件目と違い全然わがままも言わない人でした。強いて言えば、”楽しんでるんかしら?”と一緒に旅をしてて、どう感じているのか、何を考えているのかわからないように見えてしまったこと。
で、私は勝手に苛立って、でも相手はずっと穏やかで大人の態度だったのが、またなんか感に触って・・・
自分たちのホテルに帰るのに、ぐるぐる回ったあげくやっと着いて(めちゃくちゃ方向オンチなんで)、はぁ~と疲れたところに、今度は部屋のカードキーを出すのにグチャグチャのカバンからなかなか出てこずイライラッ。そこへスッーと彼女がカードキーを差し出しました。本当なら「ありがとう」ってとこなのに、「それやったら早よ出してよっ」とムッとしてしまったり・・・後で振り返れば、とんだトバッチリですよね。
この旅では、性格のマイナス部分が思いっきり出てしまい、自分の嫌な所をバーンと突きつけられた感じがしてかなり応えました。今まで誰にも話すこともできず、封印していました。
それなのに鯉三さんは、こんなにファンの多いblogの中で切ない過去を赤裸々に告白されていて、びっくりしました!すごいわぁ
by harry (2006-09-22 21:28) 

鯉三

ビックママさん:
nice!ありがとうございます。キャンプの続報、楽しみにしてます。

なかケンさん:
海外旅行は、自国の社会的身分が通用しないところですよね。一旅行者でしかないというところが、同じ日本人同士では鬼門なのだと思います。特に普段から見知った人同士は余計に厄介なのでしょうね。

harryさん:
machayoのご友人でしたか!
それはそれは...いつもmachayoがお世話になっております。

わたしも旅行の同伴者との衝突について、ほろ苦く思い出すことが多いのですが、ほとんどのケースで自責の念にかられることが普通です。実際はほろ苦いと言ってしまえるほど、美しい思い出ではありません。その瞬間に自分の嫌な部分が凝縮されているような気がしてならないからです。ただ、旅行というものはそう意味での発見も多いわけで、これは肯定的にとらえるべきものだと思います。

スマートに生きたいものですが、なかなかそうはいきませんね。もがき続けるしかないのかもしれません。
by 鯉三 (2006-09-23 01:20) 

サクラコ

鯉三さんと山下さんのお話を読んで、私もちょっぴりセンチな気持ちになりました。
みなさんと同じく、私も経験があります。旅先というのは本当に些細なことで自分の感情が優先されてしまったり、相手にいいところよりも「自分と合わない」と思うところばかりが目についてしまったり・・・
なんであの時あんな態度をとったんだろう。と帰ってから胸が痛くなったり・・・
旅は心が開放される分、ちょっと自我が強くなってしまうのでしょうか。
山下さんも昔を懐かしんで、今頃バーボンを飲んでいるかもしれませんね。
by サクラコ (2006-09-23 08:09) 

鯉三

ももちさん:
おっしゃるとおり、旅行では心が解放されて、それまでの人間関係が意味をなさなくなるのかもしれませんね。逆に、旅先で知り合って意気投合する場合も結構多いです。でも日本で再会してみると、なんかちょっと違ってたりするんですよね、これが。
いずれにしても旅でのことは記憶に残る経験なので、ほろ苦い思いがいつまでも残るのでしょうね。
by 鯉三 (2006-09-24 21:48) 

くみみん

ある程度の距離を持っていた方がいい関係で居られる人や深く付き合ってはじめてよさがわかる人やその人がいい人、悪い人というのではなく、自分としっくりくるこないの違いなのでしょうね。
山下さんもきっとバーボンを飲みながら鯉三さんのことを思い出しているんではないでしょうか?
by くみみん (2006-09-24 23:32) 

麻油

もう山下さんとは会えないんですかねぇ、会いたくても会えないのか、それとも過去の思い出は思い出のままの方がいいのか。実は私も最近色々な人のことを思い出しては切なかったりやるせない想いにかられたりします。帰国して1ヶ月色々な人たちに再会しました。どこか胸の奥にしまいこんでいた思い出がよみがえってきてそれはとてもいい時間が過ごせました。これを境に私は可能な限り多くの人との再会を試みようとして、まさに今過去のアルバムと共に住所録や手紙なんかをひっくり返してるところだったりするんです。
by 麻油 (2006-09-30 12:33) 

鯉三

kumiminさん:
わたしは人と深く関わりたいとどこかで願いながら、そのくせ人に深く入ってこられるのが怖いので、どうしても距離感というバランスが必要になってきます。それでも関わっている人と行き違いなどがあると、非常に落ち込んだりもします。そんなことを考えながら、今夜もウイスキーを飲んでいます。

麻油さん:
山下さんとは連絡をとる方法がないので会っていません。会えたとしても、それほど気まずさを覚えることはないような気がします。でも、どちらもそれぞれの時の流れがあるわけで、会えばそこに触れずに昔の話だけで楽しく話せるのか...正直わかりません。一番いいのは一緒に昔住んでいたところを訪ねることでしょうね。
まあ、その人とのかつての関係と状況にもよると思いますが、わたしの場合、偶然の再会でもなければ、こちらから積極的に近づくようなことはしないと思います。
by 鯉三 (2006-09-30 22:56) 

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