雨にもの思う [本]
台北は毎日雨が降り続けています。
「今年は、ひょっとしてカラ梅雨かな」と思い始めていただけに、ここ一週間ほどずっと降り続ける長雨には驚かされ、半ば呆れています。天気に腹を立ててもしようがないのですが、出かける時は足元が悪いし、家へ帰ったら洗濯物がたまっているしで気分が滅入ります。
テンション低いです
雨といえば読書。先日一冊の本を読みました。
重松清さんの『卒業』(新潮文庫)という作品集です。この中の「まゆみのマーチ」と「追伸」という、母について書かれた作品には深く心を打たれました。
わたしにとって亡き父の記憶は、よき思い出であり、今ではいろいろな回想が可能なのですが、母についてはそういうわけにいきません。遠く離れて暮らしているため、折につけ母のことが気になるものですが、母は共に生きる家族であり、思い出ではありません。ですから、今あることに関心がいくのは当然で、これまで母と過ごしてきた時間を振り返ることはあまりなかったような気がします。
「まゆみのマーチ」と「追伸」には二人の母が描かれています。
一人は実の母、もう一人は継母。
語り手である「僕(息子)」から見た母とは、「ぐずぐずと弱音を吐く」母だったり、「がさつで細やかな気配りに欠ける不器用な」母だったりします。
母を描いた小説には「苦労に耐えて家族のために尽くす」というイメージが先行するものがあります。そういうイメージにのっかかって「母は強し」と語られるものも多いような気がします。でも、この二つの小説に登場する母は、実母も継母も、決してステレオタイプに美化されて描かれることなどありません。だからこそ、二人の異なる母は、リアルに生き生きと読者の前に現われてくるのだと思います。作者にとって、母は単なる思い出ではないのです。大人になって家庭をもち、日々葛藤を繰り返す「僕(息子)」を、母は黙って見つめているのです。
この二つの作品を読んだ後は、しばらく何もできずに放心してしまいました。大きくため息をつくのがやっとでした。そして、思い出したように涙を流しました。
重松さんの小説はどれもハッピーエンドでは終わらないのですが、終わったストーリーの先にかすかな希望のようなものが見えてくるものが多いです。今回読んだ作品集もそうでした。この先も困難が待ち受けていることは何も変わらないのだけど、目に見えない不安に立ち向かって行く上で、なにか拠り所となるようなものがぼんやりと見えてくるのです。
でもそれがなんなのか、まだわからないでいるのですが。
サクラコさん、こむぎちゃんへ
素敵な作品、ありがとうございました。ラーも大喜び(のよう)です。
これ以上ない喜びよう?ですね。(笑
サーーっと降る雨は心が和みますが、
土砂降りでは適いませんね。 こちらも雨2日目。
梅雨入りとは聞いてないのだが・・・
by たいへー (2007-06-10 07:42)
バンザイしてる~~ 可愛い~~!!
by まれぇ (2007-06-10 07:55)
梅雨なのですね、
こちらはずっとお天気が悪く寒かった後、ここ2-3日とてもいいお天気です。天気は影響力大きいですよね。でも、梅雨にいい本を読まれたようですね。軽く読める本ではなくて読んだあとずっしり来る本。読んだあと、時間の無駄だったかなと思う本は、そろそろつらい年代に私はそろそろ突入してるのかな??というわけであんまり新しい作家さんを開拓しようとはしないで、第三の目で探すようにしています^-^
ラー君も、ずいぶん堪能されたみたいですね??
by さなえ (2007-06-10 09:14)
こちらももうすぐ、うっとうしい季節の到来です、、、
どんより空を見てると、テンション下がりまくりですが
落ち着いて読書!にはイイ日和なのかも、、(≧∀≦*)ノ
ついつい読書を忘れがちですが、
ズ~んっとくる一冊、よんでみたくなりました。
親ばか企画たのしかったですね^^ ラー君もご満悦~(*´ゝ艸・`)ププ
by symphony (2007-06-10 09:57)
梅雨はテンション下がりますよね。
東京も朝から雨で猫も私も動きがのろのろしてます。
娘というのはだいたい母親に対しては辛口なもので、
あまり美化されている物語だと逆に、感情移入出来なかったりします(^_^;
等身大の母親像が書かれているというのは興味深いですね。
サクラコさんとこむぎちゃんの親バカ企画、私も楽しくて何度も見ました。
ラー君も見たんですね。バンニャイしてて可愛いです(^‐^*)
by りる (2007-06-10 10:38)
こんにちは。
今日はこちらは雨です。雷もゴロゴロって感じで出かけるのも嫌になる感じです。
重松さんの小説、この本は読んだことはないんですが、思春期の子どもの心情や人間が日常生活で葛藤するを表現するのがうまいなあと思っています。
by くみみん (2007-06-10 12:36)
今日午前中は雷がすごかったですが、
今は晴れてます、そろそろ梅雨の季節なんですね・・・
最近おもしろいなと感じる本に出合えなくて
本屋さんへ行くのも億劫になってました。
重松さんの小説は読んだことがなかったのですが、
ぜひ読んで見たいと思いました。
サクラコさんの親バカ企画、何度見ても
すばらしいです、サクラコさんってすごい!
by (2007-06-10 17:15)
昨日、テレビで、台湾の大雨の様子を見て、心配
していました。記事が拝見できてよかったです♪
こちらも昨夜から昨日は結構降りました~!
しかし台湾も、そんな一気に降らなくたっていいじゃん。
って量でしたね。。。
by cacocoa (2007-06-10 17:15)
雨に濡れている紫陽花や雨上がりの空気はキレイですが
たしかにテンションは下がりますね(^^;)
重松さんの本に出てくる人々には
物語の中の人間ではなく リアルな人間を感じます。
卒業もいつか読んでみたいと思います。
大喜びのラーくん とても可愛いですね♪
by hinagorogoro (2007-06-10 17:22)
こちらは梅雨入りかなと思った日から晴れの日が続いています。
かと思えば、本州では大変な短時間雨量を記録したところもあり。
「重松ワールド」に触れてみたいような、怖いようなで
今のところは平積みの本を手にしては元に戻している状態です。
私は今日は晴耕雨読の晴耕でした。
バンザイ寝のラー君、可愛いですね♪
by iharaja (2007-06-10 18:34)
私も早々に父を亡くしており、今なお奔放に生きる母親と対峙しているところです。そういう年齢になりましたね、不思議なものです。
by seita (2007-06-10 20:43)
関東地方もまだ梅雨入りしていません
初めの予報では今年は早く梅雨入りするはずでしたが・・・・
雨も長く続くと嫌になりますが、読書するにはいいですね。
ラーちゃんの寝姿に癒されますね。
by べっこら (2007-06-10 22:10)
本当にラーくん、テンションさがってますねぇ。
雨は続くといやですね。
こっちでは来週の後半ごろ梅雨入りみたいです。
重松さんの本はなぜかいまだに読んだことがありません。
タイミングがずれているようです。
生きている親はもちろんまだ思い出ではないけれど、
それでも昔一緒に過ごした時間を思い出して慈しむというのは
大切なことなんだな~と思いました。
素敵なことを気付かせてくれて感謝です。
by 鰯母 (2007-06-10 23:36)
ご紹介の卒業!
非常に読みたくなりました。
確かに今までの日本の母親像っていうのは”強いおかん”でした。
確かに”強いおかん”は多い(笑)ですが、そういう人ばかりではないのですよね。
>>母は共に生きる家族であり、思い出ではありません。
この一言、凄く共感させられました。
by 蟹道楽 (2007-06-11 00:01)
たいへーさん:
日本も全国的に雨模様のようですね。梅雨入りも間近ではないでしょうか。猫も雨の日は退屈するようですが、人も家にいるのでいたって機嫌がいいです。
まれぇさん:
万歳しているように見えますか!よかったよかった。
それを狙ってみました。
さなえさん:
天気一つでずいぶん気分が変わるものです。こう長雨が続くとさすがにうんざりします。そちらはいいお天気のようで羨ましいです。
わたしもかつてのように何でも読んでみるというのできなくなりました。少ない時間をいい読書にあてたいと思っています。そういう点では今回の本と出会えたことは素晴らしかったです。
symphonyさん:
まったく雨降りが一週間も続くと、気が変になりそうです。こんな時、読書はうってつけですよ。
サクラコさんには本当に感謝ですね!
りるさん:
おっしゃっること、よくわかります。男性も母とじっくり向き合うのは苦手で、等身大の母と向き合うのは更にきついことなのです。そういう点では家族からあまり理解されていない母というのは気の毒な存在だなと思います。
サクラコさんの親ばか企画は大成功だったようですね。みなさんが喜んでいる様子をあちこちで見かけます。
kumiminさん:
重松さんの小説と言えば「少年」ですよね。一つのテーマなのでしょうね。わたしは近い年代の男性として、作者の重松さんの思いが込められた中年男性が主人公になっている小説を好んで読んでいます。平凡な生活を描くことが実は一番難しいんじゃないかと思っています。
みーちょんさん:
ぜひお読みになってください。文章が上手でとても読みやすいので、するすると読み進められるはずです。
サクラコさんはすごいですね。わたしも楽しませていただいたので、とても感謝しています。
カコさん:
ご心配いただき、ありがとうございます。中部の山間部で被害が出ているようですが、台北は今のところ何も問題がないようです。しかし、ずっと降り続いているので、まるで水の中に暮らしているような感覚すらしてきました(笑)。
hinaさん:
そうですね。紫陽花でも眺められたらずいぶん気分が変わると思います。台湾は紫陽花が少ないのでちょっと残念です。
重松さんは同じ視線で人々を描いていますね。読んでいて違和感を感じる箇所がとても少ないです。
iharajaさん:
>「重松ワールド」に触れてみたいような、怖いようなで
えっ!そうなんですか?それはどうしてでしょうか。でも、すでに出来上がっている作家像というものはあると思うので、おっしゃている意味が分かるような気もします。わたしにもそういう作家はいますから。
seitaさん:
わたしの母も、還暦を過ぎて更に若返っていっているかのようです。そんな母を、すでに中年になった自分が「すごいな」と思いながら眺めている。実に不思議なことです。
べっこらさん:
ラーも雨の日が続くと、あまり活発に動けなくなるようです。ですから撮る写真は寝姿ばかり(笑)。朝一番にするひなたぼっこができないことが大きいようです。人も猫も、太陽が大切なのですね。
鰯母さん:
ラーもわたしもテンションが下がりっぱなしです。一体いつまでこの天気が続くのか...ほんと気が滅入ります。
ぜひお読みになってください。鰯母さんはまだお若いですが、いろいろ感じる部分はあるのではないかと思います。
蟹道楽さん:
特に関西は強いおかんが多いですからね(笑)。しかし、本当の人の強さというのは見た目ではないのだと思います。この本を読んで、そういうことを教えてもらったような気がします。ぜひお読みになってみてください。
mitukiさん、nice!をありがとうございます。
by 鯉三 (2007-06-11 01:21)
鯉三さん、楽しんでいただけて嬉しいです。ラーくんのバンザイ姿とありゃりゃのじゅもんが一緒に映っていて感動です。こちらこそありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします(^^)
鯉三さんがオススメしてくださる本はどれも興味深いものばかり。最近PCの前に噛り付きだったのでそろそろゆっくり読書でもしてみようかしら。
by サクラコ (2007-06-11 01:31)
こちらもそろそろ入梅だと天気予報で言っていました。
素敵な作品を読まれたのですね。
たまには活字を見るのも大切ですね。
ニャツら…にラー君を見つけたときは
「あ、ラーくんだ!」と声を出してしまいました。
とても楽しかったですね。
by えのみ (2007-06-11 02:07)
子供が主人公の何篇かの作品を読んだ時に、自分では完全に忘れていたような子供の頃の細かな心の動きが書かれているので、なんでこんな風に覚えていられるのかと不思議な感じを受けた事があります。(大人の)想像力で書かれたというより子供時代の記憶を頼って書かれているような感じを抱いたので。
最近の作品は読んでいませんが、重松清さんの作品の中に、待ち受けている困難に向う為の何かが見えるというのはよくわかる気がします。強くなるとか成長するという事なのかなと思いました。
by Buji (2007-06-11 12:17)
ラー君のカッコすごすき~(笑)
by purimaro (2007-06-11 17:29)
台湾にも梅雨があるのですね。こちらは水不足が心配なので、雨が降るとうれしいです。
母親は身近な存在過ぎて、父ほど大切にしてあげてない私ですが、
同じ立場(母親)として、真似すべきところや反面教師的な部分を
しっかり学びつつ、やはり年齢を考えてあまり無理をさせないように
気を配りたいと思います。 家族がテーマの小説は時に重いけど、
“卒業”は読んでみたいです。う~ん、苦しいかな・・・考えさせられそうです。
by maguro-wasabi (2007-06-11 21:48)
こんばんは。
2週間くらい風邪をひきまして、横になる時間が増えちゃって
ちょっと珍しく読書をしてみました。ま、疲れない程度ですけれど。
読み終わったらブログに載せようと思います^^
きっと鯉三さんも読んでみたくなると思います^^
by ゴーパ1号 (2007-06-11 22:09)
サクラコさん:
親ばか企画、大成功でしたね。なによりもわたしを含め、多くの人たちが喜んだことに意義があったと思います。とてもいいことをなさいましたね。改めてお礼を言わせてください。ありがとうございます。
えのみさん:
うっとうしい季節を迎えますね。しかし植物にとっては恵みの雨。降る時に降らなければ、あとあと厄介ですしね。
いい本に出会えました。またしばらくたってから読み返そうかと思っています。
ふじのしんさん:
子どもの心を繊細に描いた小説といえば、やっぱり中勘助の『銀の匙』かなと思います。重松さんの作品に出てくる少年達は現代の子どもたちなので、作家の中に親子というキーワードが根底にあって、そこから子ども達を客観的に見ているのかもしれません。いずれにしても、見事な観察力と描写ですね。
Balloonさん:
すごいでしょ!こんなことをいつもやっているのですよ。
まぐろとわさびさん:
台湾も今日はさすがに雨が小止みになりました(それでも降っていたのですが)。日本もそろそろですね。
家族のことを小説で読むなんて嫌だ(照れくさい)という人は多いと思いますよ。わたしの場合は、中年になってようやくすすんで読むようになりました。失って初めて分かることが多いのだなと思います。それは悲しいことなのですが、人はそういうものなのでしょうね。
ゴーパ1号さん:
風邪は大丈夫ですか。長かったのですね。なかなかこの季節は体調管理が難しいと思います。ブログの方はどうかゆっくりなさってくださいね。わたしの方も、今ではすっかり週刊ブログになってしまいました。どんな本を読まれたのでしょうか。記事を楽しみにしてます。
かのとさん、nice!をありがとうございます。
by 鯉三 (2007-06-12 01:24)
東京は今日も土砂降り、後晴れ・・・ムシムシでした。
この夏は、空梅雨で夏は暑いと予想が出てました。
ぐったりです・・・(笑)
by 花火師 (2007-06-12 01:47)
昨日、卒業を購入しました。
「まゆみのマーチ」、主人公の心理描写が見事過ぎて圧倒されました。
特に子供時代の”恥ずかしい感覚”などゾクッとしました。
帰りの電車の中で読んでしまったのが、まずかった・・・・・
”悲しいとか、可愛そう”といった感情とは全く違った”よく解らない感情”に襲われて不覚にも涙が止まりませんでした。
僕と同年代の方々はきっと同じ感情になるのでは・・・
by 蟹道楽 (2007-06-13 00:51)
なんとなく、「娘と母」よりも
「息子と母」という関係の方が特別な感じがします。
私もこの本、読んでみよっと^^
雨続きでラーくん、つまらないかな?
少しふてくされたような、諦めたような表情で
ちょっと笑ってしまいました^w^
by きみどり (2007-06-13 01:11)
花火師さん:
こちらは相変わらず降っていますが、少し晴れ間ものぞくようになってきました。今だ!とばかりに洗濯物を外に出しました(笑)。
蟹道楽さん:
さっそく読まれたのですね。とても嬉しいです。
世代からいえばわたしも近いので、そういう意味でピンポイントでくるものがあるのかもしれませんね。おっしゃる通り、”悲しいとか、可愛そう”といった感情ではないと思います。痛いほど分かるからこそ、痛いほど切なくなるのだと思います。電車で読まれたのですか。それはちょっとやばいですよね(笑)。
amazonのレビューを読むと、同じように電車で読んだという人が多くて、日本では通勤の時間が貴重な読書の時間になっているのだなと、あらためて気づかされました。かつて自分もそうだったのですが...。最近は家へ帰ってからなかなか読書の時間を作れません。当たり前といえば当たり前なのですが、ちょっと寂しいです。
by 鯉三 (2007-06-13 01:17)
きみどりさん:
「息子と母」という関係、簡単に「マザコン」という言葉でくくられがちです。確かにそういうのも多いのですが、実は母子間にはもっと窮屈で苦しくて抜き差しならない関係があるものだと思います。
とにかく男性社会の日本では、母というものを真向から見つめることをしないようです。この作品では、作者が母について普通に文句をこぼし、普通に母に申し訳ない気持ちを吐露しているのです。そこに感動を覚えました。
by 鯉三 (2007-06-13 01:42)
ラー君、そんなかっこで何の夢を見てるのかな?
by トーマ (2007-06-13 16:37)
トーマさん:
ラーは時々夢を見ることがあるようです。うなされる時もあるんですよ。この時は穏やかな寝息を立てていました。
by 鯉三 (2007-06-14 00:25)
鯉三さん、こんばんは!
関東地方も今日から梅雨入りです。それでも今年は遅れたし、短いだろう~という事なので、アジサイや雨の香りも楽しんでみようかなぁ~と思っております。
台北は相変わらず雨模様ですか?確かに読書にはいいような気がしますね。親子に関する本についてはほとんど手つかずの分野の私ですが、そろそろ読んでみようかなという気持になりました。
by ぴー太郎 (2007-06-14 22:53)
ぴー太郎さん:
そうですね、せっかくの(?)雨の季節なのですから、雨を楽しまなくては。湿気がとても多い台北の生活はつらいものがありますが、日本の梅雨はあまり嫌な思い出がありません。日本では季節を楽しめることが素晴らしいですね。
by 鯉三 (2007-06-15 02:08)
関東も梅雨に入りました・・・でもその翌日の今日は快晴・・・。
寒暖と湿度についていけず、私も冒頭のラー君よろしくどよ~んと
しています。なかなか本に集中できません。重松氏の本で一番最近
読んだのが「きみのともだち」なのですが、氏の本を読んでよく思うのは
「予定調和の無さ」です。これは、鯉三さんの書いている最後のとらえ方
に通じるところがあるかもしれません。少し前、新聞で「バッテリー」の
あさのあつこさんと重松氏の対談があって、2人の考えの違いに
おどろきもし、面白くも感じました。重松氏、今後もチェックしていきたいです。
by okinawa-fan (2007-06-15 13:27)
バンザイ、ラー。
「卒業」は読んだことありません。
ただし、「疾走」を読んで以来ショックで
次の重松作品に手が出せない今日この頃。
個人的には、「ナイフ」の中のエビスくんは好き。
そういう友情であるような気がすると思いました。
by takepii (2007-06-15 20:04)
ラー君の姿にもうメロメロです(←猫好きにはタマリマセン)。
今度この本読んでみます。
重松さんの本はまだ読んだ事がありませんでした。
鯉三さんの本の紹介の仕方、いつも素敵ですね~。
by param (2007-06-15 21:00)
okinawa-fanさん:
この季節は体調管理が大変ですね。確実に夏に近づいているので、エアコンも必要になってくるし、とても難しいです。
わたしは「予定調和的」な小説や映画にあまり興味がなく、結末は自分で考える(実際は結末のみを重視しないのですが)ものが好きです。重松さんは小説以外の各メディアで積極的に発言していますが、それは正直どうなんだろうかと思っています。でも、重松氏の作品性からいえば、そのスタンスが必然なのかもしれません。
takepiiさん:
「疾走」はまだ読んでいないのですが、どんなショックがあったのでしょうか。気になります。機会があったら読んでみたいと思います。
わたしも、「ナイフ」のエビスくんは好きです。
paramさん:
ありがとうございます。
本の紹介は難しいです。言葉を扱っている文学は、人なら誰でもその人だけの言葉を持っているだけに意見も多様で、そこに評価を加えるのはずいぶん乱暴な行為だと思います。ただ、これはブログですから、「これが面白かった!」というスタンスでいいのかなと、自分に言い聞かせています。
by 鯉三 (2007-06-16 03:59)