チベット週間(1) [台北でチベットを知る]
7月3日から中正紀念堂でこのようなイベントが行われています。
ダライ・ラマ14世がインドに亡命し、チベットが完全に中国共産党政府の支配下に置かれるようになって今年で50年目を迎えました。台湾は現在、馬英九総統率いる中国国民党が政権を担っていますが、このようなイベントが政府(内政部)の指導の下に行われていることを、一チベット・サポーターとして嬉しく思います。
7月6日はダライ・ラマ14世の74回目の誕生日でした。
誕生日を祝う法要が営まれるとのことで、見学に行ってきました。
チベット支援のボランティアの人に促され、わたしもカタを受け取り、祭壇に捧げました。写真の人物はわたしではありませんが、大体こんな感じでした。
たくさんのチベットの僧侶が見守る中でのことでしたから、すごく緊張しました。しかも、わたしの前に礼拝した若い女性はその場でチベット式の五体投地を行ったのです。順番を待つわたしはパニック状態におちいり、かろうじて日本の仏教式で合掌しました。間違って神社でのように柏手を打たなくてよかったです。
この日はチベットのバター茶や揚げ菓子などが振舞われ、会場はたくさんの人で賑わっていました。
ちょっと微笑ましかった光景。
若いチベットの僧侶が二人、こうやって展示に見入っていたのです。
きっと、自分たちにとっての祖国の地をまだ踏んだことがないのでしょうね。
このイベントが開催されるのとほぼ同時に起こったウイグルでの暴動事件。
去年3月のチベット騒乱と同じく、中国共産党政府は自らが主導している少数民族政策の失敗を一切認めず、すべて不平等の立場にいる少数民族側に事件の責任をなすりつけました。
この自由な世界で、現在も「人の命より、党(そして特定の民族)の利権が一番大事」という信じられない発想の国が世界の経済をリードしているという現実。
民族固有の文化や宗教を奪い、金さえ与えれば(実際は全然与えていないが)満足するだろうと本気で思っている中国共産党政府とその中国社会。
本当の意味で救われなければいけないのは、中国の人たちなのかもしれません。
ダライ・ラマ14世がインドに亡命し、チベットが完全に中国共産党政府の支配下に置かれるようになって今年で50年目を迎えました。台湾は現在、馬英九総統率いる中国国民党が政権を担っていますが、このようなイベントが政府(内政部)の指導の下に行われていることを、一チベット・サポーターとして嬉しく思います。
7月6日はダライ・ラマ14世の74回目の誕生日でした。
誕生日を祝う法要が営まれるとのことで、見学に行ってきました。
チベット支援のボランティアの人に促され、わたしもカタを受け取り、祭壇に捧げました。写真の人物はわたしではありませんが、大体こんな感じでした。
たくさんのチベットの僧侶が見守る中でのことでしたから、すごく緊張しました。しかも、わたしの前に礼拝した若い女性はその場でチベット式の五体投地を行ったのです。順番を待つわたしはパニック状態におちいり、かろうじて日本の仏教式で合掌しました。間違って神社でのように柏手を打たなくてよかったです。
この日はチベットのバター茶や揚げ菓子などが振舞われ、会場はたくさんの人で賑わっていました。
ちょっと微笑ましかった光景。
若いチベットの僧侶が二人、こうやって展示に見入っていたのです。
きっと、自分たちにとっての祖国の地をまだ踏んだことがないのでしょうね。
このイベントが開催されるのとほぼ同時に起こったウイグルでの暴動事件。
去年3月のチベット騒乱と同じく、中国共産党政府は自らが主導している少数民族政策の失敗を一切認めず、すべて不平等の立場にいる少数民族側に事件の責任をなすりつけました。
この自由な世界で、現在も「人の命より、党(そして特定の民族)の利権が一番大事」という信じられない発想の国が世界の経済をリードしているという現実。
民族固有の文化や宗教を奪い、金さえ与えれば(実際は全然与えていないが)満足するだろうと本気で思っている中国共産党政府とその中国社会。
本当の意味で救われなければいけないのは、中国の人たちなのかもしれません。
カタとは何だろうと調べたら、
相手に渡すことにより、自分の心からの敬意を表すという
挨拶の印の布であることを知りました。
この日の皆さんの思いが届くといいと思います。
今朝のニュースで、ウィグルのことを報じていましたが、
密告を奨励するポスターまで貼られているとか。怖い話です。
by iharaja (2009-07-13 06:42)
ウイグルのニュース、毎日心を痛めています。
by ゴーパ1号 (2009-07-13 10:14)
目の前の方が突然思いもかけないことをされたら私もきっとパニックになると思いますw
中国という国はいつまで色々なことをなかったことにして生きていくのでしょうね。
平和に解決し、穏やかな生活が多くの人に戻ることを祈っています☆彡
by りみこ (2009-07-13 11:27)
長い歴史のなかで戦い争いが繰り返され
悲劇がおこっていく事に寂しさと厳しさ現実の辛さを感じます。
今の自分の環境に感謝します。幸せだと思います。
by べっこら (2009-07-13 13:09)
一つの考え方で治めようとするから、
歪みが出るんですよね。
世界は、こんな事ばかり。
by たいへー (2009-07-14 09:25)
iharajaさん:
「カタ」の説明をしてくださって、ありがとうございます。
ダメですね。こういう説明を省いて記事を書いているようでは。
チベット・サポーターとして、まだまだ頑張り度が足りないと思いました。
ゴーパ1号さん:
ウイグルはこのまま無視されてしまうのでしょうか。
誇り高きムスリムの人たちが、このような扱いを受けていることに憤慨しています。
りみこさん:
目の前で五体投地の礼拝が始まったことに、とても衝撃を受けました。同時に、祈るという人間の行為の奥深さを感じました。
中国は...
もうなんといっていいのか、よくわからなくなってきました。
べっこらさん:
同感です。わたしも自分は幸せだと思います。
だから、果たしてそれだけでいいのかと思ってしまうのです。
たいへーさん:
そうなんですよ。
一つの考え方で型にはめようとするから、こんなことが起こるのです。互いの違いを認め合った方がもっと相互理解に近づけると思うのですが、隣の国は異民族をとことん征服したいのでしょうね。
by 鯉三 (2009-07-24 00:12)
他の方のコメントにもありましたが、今はチベットのことはまったく話題に上りません。ウイグルでの事件があったせいか、区別がつかなくなっている人も多いと思います。
最近前にも増して、日本のマスコミのスタンスが中国政府寄りになっている気がします。政権交代でそれに拍車が・・・だとしたら交代なんかしなくてよろしい。と思います。
by STEALTH (2009-07-27 21:26)
STEALTHさん:
チベットもウイグルも必死の抵抗をしているのですが、相手は聞く耳をもたないので厳しさは増すばかりです。
しかし日本といえども大国・中国とは対立するわけにはいきません。別に媚びる必要はないので、政権交代しても主権独立国家として対等に、したたかに渡り合ってほしいと思います。
by 鯉三 (2009-08-11 23:36)