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この叫びを無駄にしたくない [台北でチベットを知る]

昨夜から台湾のテレビ・ニュースでは、外国メディアが伝えるラサの模様を何度も紹介しています。中国当局のお膳立てどおりに静かに進むはずだった取材。そこに突然現われた僧侶たち。

今回取材を許可された報道陣の中に、日本の新聞社やテレビ局はもちろん入っていません。果たしてこの映像が日本のテレビ局によっても正しく放送されているのでしょうか。そうであることを信じたいと思います。

中国当局の監視をかいくぐって、寺院で海外の記者達に直訴した年若い僧侶たち。その興奮した様子と恐怖に怯えながらも必死で話す様子を見ていて胸が苦しくなりました。

“ああ、この人たちは殺されるかもしれない”

映像を通じて自分たちの名前はすぐに知れてしまうことを知りながら、チベット語ではなく中国語で訴えたところに決死の覚悟がうかがえます(取材陣は中国語ができる人々だから)。取材したメディアが彼らのその後のことをも正しく伝えてくれることを願ってやみません。

<訂正>
日本からは共同通信社がラサの取材に参加したようです。



チベット僧侶の訴え
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080328/chn0803281959006-n1.htm


「チベット問題・僧侶直訴」(aiさんのブログ「藍日々」より)
http://blog.so-net.ne.jp/ai_hibi/2008-03-28


最新ニュース!
ドイツのメルケル首相が北京オリンピックの開会式に出席しないことを表明したようです。
ようやく大国が動いてくれました。
これに先立って開会式欠席を明言していたポーランド、チェコ、スロバキア、エストニア政府の勇気に拍手をおくりたい気持ちです。

それでも日本政府は中国外相、主席の来日を予定通り受け入れるのでしょうか。


<追加1>
日本のテレビ・ニュースでも取り上げられていました。

<追加2>
袈裟を抱えた警官の写真は今回のラサの事件と直接関係がないため、削除しました。

<追加3>
世界遺産・ボダストゥーパでのキャンドル・セレモニー(ブログ「藍日々」より)


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