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大相撲が台湾にやって来た! [スポーツ]

大相撲台湾巡業を観てきました。

 

根っからの相撲ファンなので、どれだけこの日を待ちわびたことか。子どもの時に母親に連れられて、母方の叔母と一緒に大阪での春場所を一度見たことがあるだけ。当時は去年亡くなった初代貴ノ花が大好きで、その一番を迎えた時の興奮だけは今も覚えています。

 

台湾での大相撲は、実に70年ぶりのこと。

日本統治時代には何度か巡業が行われていたようですが、戦後は中国との政治的な関係もあって、ここまで実現することがなかったようです。統治時代を経験した台湾の方の中には相撲ファンも少なくないようで、熱心に観戦する年配の方を多く見かけました。

ところで、今回のわたしのお目当ては...

 魁皇  豊真将

この二人です。 

 

  

開演前の様子。

始まってみると満員御礼の垂れ幕も...すごい人の入りでした!

チケット購入に際しては台湾人のYokoさんにお手伝いいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。Yokoさんも相撲観戦を満喫されたようで、本当によかったです。

懐具合がちょっと気になるため、土俵から遠い、安い席を確保しましたが、そこはしたたかに、しっかり花道の近くの座席をゲットしました。

そのおかげで、こんな写真も!

 

大関魁皇です。いかにも力士らしい立派な体つき。そして人のよさそうな優しい表情。土俵入りでは、当日会場に詰め掛けた多くの日本人の観客から、最も大きい声援を受けていました。もちろん、わたしも「カイオー!」と叫びましたよ(笑)。

 

ブレブレの画像で情けないのですが、豊真将です。魁皇も豊真将も偶然にして東の花道入場だったので、これを幸運と呼ばずして何と言おうか!この写真を撮る前に、大声で「ホーマショー!」と声を掛けると、こちらを向いて手を振ってくれました!!(退場時も同様に手を振ってくれました!) 「嬉しかった!」というか、ちょっとしびれてしまいました。9月場所は精一杯応援するよ!

  黄金のまわし!

この巡業中、横綱朝青龍は本当に素晴らしかった。台湾政府のビップ扱いに、一人礼儀正しく応対し、その立ち居振る舞い、言動、どれをとっても立派なものでした。角界を背負って立っていることを十分理解した上、観客には生来の茶目っ気を見せるなど、しっかり台湾人の心をつかんでいました。

 

しかし、今回最も注目を受けた力士は大関千代大海でした。地元テレビの番組に出演し、「自分のおじいさんは台湾人だったと思う」と発言したので、このエピソードが広く紹介され、すっかり時の人となってしまったのです。実はあまりはっきりしないことらしいのですが、とにかく彼が土俵に立つと声援が物凄く、本人もびっくりしてしまうほどの盛り上がりでした。

個人的には「ヤンキー出身」で知られる千代大海にいい印象を持っていなかったのですが、テレビ出演時の落ち着いた語り口とユーモアあふれる言葉に人間的な魅力を感じました。時折り見せる笑顔も素晴らしく、これはきっと万国共通。誰からも好かれる人柄だと思いました。

“すでに峠を越えてしまった”と評される魁皇、千代大海ですが、この両大関をこれからも応援したいと思います。

 

追記:

相撲に興味がない方々にとっては、非常にマニアックな記事となってしまいました。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。今回はどうかご勘弁ください。


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W杯はこれから! [スポーツ]

台湾はどうやら梅雨明けしたようです。

台北は相変わらず毎日雨が降りますが、段々夕立に近いものになってきました。午後の2時から4時までの間、激しく降ります。

今日は同僚のDavidのホーム・パーティに出かけました。バイクで10分くらいと近くなので、夕立がやんでから出かけたのですが、食べるものも、もちろんビールも残っていて、つかの間のいい時間を過ごせました。

 

 

お土産に、キノコとピーマンと豚肉を使ったタイ風のグリーンカレーを家で作って持って行きました。一人の若い台湾人男性がとても気に入ってたくさん食べてくれました。「辛くない?」と尋ねると、「タイに住んでいたから懐かしいよ!」とのことでした。いや、これを作ってよかったなあ。

 

さて、今夜はイングランドとエクアドルの試合が。

W杯はいつもアジアや中南米、アフリカの国を応援しています。エクアドルは以前一人旅をしたことがある国なので特別な思い入れがあります。エクアドルの首都キトは標高2800Mに位置していて、アマゾン・ツアーを体験した後で立ち寄った時は、あわや高山病にかかるところでした。ここでサッカーW杯の南米予選の試合があると、ブラジル、アルゼンチンといった強豪が全然力を出せずに負けてしまうことは、あまりにも有名な話です。

もちろん、エクアドルを応援します!

 

慢性的な寝不足におちいっているのは、他にもいました。

 

(ごめんね、いつも付き合わせて...)

 


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豊真将? [スポーツ]

日本語がとても上手な台湾の知人に、
「豊真将を『ほうましょう』と読むのはとても難しいですね」と言われました。
確かに難しい...
わたしも最初、その漢字を見てすぐにどう読むのかわかりませんでした。

①とよましょう
②とよしんしょう
③ほうしんしょう
④ほうましょう

以上、四通りの読み方があります。
「将」は漢字二文字の名前なら、「~かど」という読み方も可能ですが、
三文字ではちょっと無理があります。
結果的には、④が語呂のよさで落ち着いたのかもしれません。

さて、豊真将は何かというと、これは相撲の力士の名前です。
ご存知でしょうか?

把瑠都(ばると)といえば、さすがに少しは反応があるかもしれません。
今場所の大相撲で、鳴り物入りで新入幕をはたしたエストニア出身の大型力士ですが、
この豊真将も注目の新入幕力士なのです。
日本人で、25歳。
角界で25歳はそれほど若い年齢ではありませんが、期待の新鋭です。

師匠は錣山(しころやま)親方、あの寺尾です。
それだけでも、わたしなどは「おおっ!」と唸ってしまうのですが、
この豊真将、力士としての姿がとにかく素晴らしい!
顔立ち、体形、肌の色がとても精悍で整っています。
しかし、それだけでは自称・「うるさい相撲ファン」としては満足しません。
何よりも、その相撲がいいのです。

豊真将は、親方が現役時代に身をおいていた井筒部屋の同僚・元大関霧島とそっくりの相撲をとるのです。出し投げや前褌(まえみつ)を引いての寄りなど、かつての大関霧島ファンとしては興奮をおさえられません。学生時代に怪我をして挫折を味わった苦労人であるということにも、応援したい気持ちが倍増します。

成績はここまで6勝4敗。勝ち越しも夢ではありません。
しかしそんな目先のことよりも、見る者を魅了する技と力を兼ね合わせた美しい相撲を、どんどん磨いてほしいと願ってやみません。


(今回はちょっとマニアックでした...)


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魁皇、頑張れ! [スポーツ]


子どもの時から、相撲が大好きだ。
これまで力を入れて応援してきた力士は大関ばかり。
初代・貴ノ花、大関時代の旭富士、北天佑、霧島、そして魁皇。

その魁皇が引退するかもしれない。
ここ最近のケガの多さや、若い力士のスピード相撲についていけない現実から、その日は近いかもと思っていたが、本当に引退するのかと思うと残念で仕方ない。
栃東に勝って、友綱親方と確認し合った「負け越し=引退」を撤回したものの、翌日は横綱・朝青龍に完敗した。千秋楽までとり続けるだろうが、やはり厳しいだろう。

NHK海外放送では深夜に再放送があり、毎場所欠かさず見ていたのだが、今場所に限っては魁皇が負けるところを見るのがいやで、ここまで一度も相撲中継を見ていない。

ファンとは因果なものだ。
他人がやっていることに一喜一憂するなんて馬鹿らしいと思うのだが...

魁皇はよく言われるその怪力ぶりを存分に発揮した時の相撲が最大の魅力なのだが、わたしなんかは圧倒的な力で勝って、ふんぞり返る時よりも、緊張を強いられる大一番で苦労して勝った時に、一瞬放心した後、安心してやさしい表情になるところがとてもいいと思う。そういう相撲取りはかつて見たことがない。

今はただ苦しそうで、見ていてつらい。
こんなんで終われない、まだまだできるという悔しい思いもあるのだろうが...

完全燃焼というものは本当にあるのだろうか。
それは納得できないでいる自分自身を必死に言い聞かせる言葉だと思う。
それが真実だと思う。

魁皇は、どうするのだろうか。

明日から深夜の再放送を見ようと思っている。


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WBC 野球は面白い! [スポーツ]


海外では放映権が発生するため、NHK国際放送で国外でのスポーツを観戦することができません。ですから荒川静香さんのフィギュアスケート、サッカー日本代表の試合なども見ることができませんでした。

台湾では野球が根強い人気を持っていて、WBCはアジア予選から関心が高かったような気がします。台湾代表チームの予選落ちが早々と決まってからも、この大会のテレビ視聴率は高いそうです。
ラーもこっそり観戦

そして、今日の準決勝韓国戦。昼ごはんを食べに行った店でも、台湾の民放テレビで試合の模様を見ることができました。最後の大塚投手のガッツポーズ、しびれました。

オリンピックは別として、野球では初の国別対抗戦。
サッカーのワールド・カップに比べれば出場国も少なく、まだまだ世界的とはいえませんが、中南米やアジアの野球が注目されるのは嬉しいことです。キューバとの決勝戦、楽しみですね。

日本で再び野球熱が盛り上がり(巨人人気に頼るのはイヤだが)、願わくば台湾でも野球がどんどん盛り上がって、更に野球のレベルが上がればと思います。


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野球難民 [スポーツ]

野球難民

野球難民

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 長崎出版
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本


「野球難民」とは何のことだと思われますか。
当事者でない人々にはとっつきにくい言葉にちがいありませんが、わたしは当事者でした。

大阪の阪急沿線に住み、物心ついた頃には父親に連れられての野球場通い。その野球場は西宮球場といい、拠点をおくのは阪急ブレーブスというチームでした。


小学生の頃、山田、福本、加藤など素晴らしい選手がいた阪急は黄金時代を築きました。そして多感な中学、高校の頃を過ぎると、チームは強い西武ライオンズに勝つことができなくなり、ファンとしては我慢の日々を強いられました。しかし、もっともチームへ熱い思いを傾けた時期だったと思います。そんな折に球団の身売りという信じられない出来事が起こり、オリックスというチームになってからはもう自分などの想像力では考えられないスピードで球団が変貌していきました。

この本は、去年近鉄、オリックスが合併して一つの球団になったことをきっかけに、合併反対の署名活動に参加していた若いライターが、そこで知り合った愛すべき野球ファンを追いかけたものです。巻末のアンケートにわたしも回答しましたが、取り残されたわたしたちのような野球ファンを取り上げてくれたことに感謝しながらも、改めて悲しい現実と向き合い、つらくなりました。

この本を読んで、こんな野球ファンもいるんだ、と思っていただければ幸いです。


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